二人の形
2001年10月25日あたしの内定祝いってことで、
元彼にゴハンをおごってもらった。
何気に、別れてちょうど5ヶ月目の日だった。
元彼もあたしもその事を覚えていることが、
何だかちょっと可笑しかった。
=============================
いろいろ話していて、突然分かった。
なんであたしが元彼に電話しちゃうのか。
なんで会いたいと思ったのか。
あたしは元彼の心に刺さったトゲを抜いてあげたかったんだ。
あたしは彼に会って直接言わなきゃいけない事があったんだ。
「ちょっと前までは苦しかったけど、あたしはもう平気だよ。
あなたのした事、あなたが悔やんでいる事は
どんなに願っても決して消えたりしないけど、
でも、あたしはもう、そんな事気にしていないんだよ。
今は1人でちゃんと、前に進めているから。
だから、あたしの事を考えて、自分を責めて、
1人でずっと苦しいままでいるのは、もう終わりにしてね」
あたしがこう言ってあげない限り、
彼はこれからもずっと苦しみ続ける。
あたしに酷い事をした自分を責め続けて、
自分はなんて幼い人間なんだろうと、
そんな自分に嫌気がさして、
きっと全ての事に対して投げやりになってしまう。
彼の持っている良いところ、
少しずつ少しずつ埋もれていって、
いつか見えなくなってしまう日が来るかもしれない。
彼は言った。
「俺、おまえと付き合ってた時から何も成長してないな。
相変わらずおまえとしたようなケンカばっかりしてるし、
嫌われるのが怖くて、嫌だと思うこと、全然言えない。
我慢してばかりで、イライラして…。」
あたしは彼に言ったんだ。
別れ話をされた時、何が一番悲しかったのかを。
あたしが一番悲しかったのは、
他に好きな女が出来たことではなく、
不満を抱えている本心を打ち明けてくれなかったことだという事。
それを聞いたとしても、
あたしはあなたのこと嫌いになんてならなかったのに。
好きだから、もっと理解してあげたいから、
もっと強く繋がりたかったから、
だからホントの気持ちを話して欲しかった。
不満1つくらいで壊れるような関係じゃないと思ってた。
一緒の日々を過ごしてきて、
本音をぶつけられる2人になれたんだと思ってた。
どんな事でも、あたしは受け止められる自信があった。
もう元に戻れなくなる前に気付いてあげられなかった事、
すごく後悔した。
あくまであたしの場合だけど、
きっと本当にもう絶対離れたくないほど好きな人なら、
どんな事でも受け止められると思う。
そこに辿り着くまでに何度も何度も喧嘩をするかもしれないけど、
きっと最後には、完璧にではないにせよ、
相手の気持ちを分かってあげられると思う。
2人の時間がより濃いものになるように、
お互いにいい方向に変わって行けるような気がする。
「もっと1人の時間が欲しいんだ」って、
そんな事を言ったくらいじゃ嫌われたりしないよ。
愛情の表現方法は人によって違うんだから。
無理をして彼女に合わせようとしなくていいよ。
あなたの出来る範囲で、
負担に感じない範囲で、
彼女が不安にならない範囲で、
あなたなりの愛し方をしてあげればいい。
簡単でしょ?
ただ、それだけのことだよ。
あたしと出会う前は1人でいることを何とも思わなかった人が、
あたしと別れた後は1人になることが何よりも怖くなった。
あたしと出会って、そして別れて、
彼は人と寄り添う幸せと、人を失う怖さを知った。
だけど、失うことばかりをそんなに恐れないで。
その先に何かがあること、あたしは気付けたんだから。
あなたもいつかきっと、気付く時が来る。
あなたがあたしに「幸せになってもらわないと、困る」と思うように、
あたしだってあなたに幸せになってもらわないと困るんだよ。
あなたを不幸にする人がいたら、あたし、許さない。
いろんな事で心の中が破裂しそうにいっぱいになって、
どうしていいか分からなくなって、
全て投げ出して1人になってしまいたいと思ったら、
そうなったら、いつでもあたしの所においで。
愚痴でも何でも聞いたげる。
もう昔の2人には戻れないけど、
それでもあたしはこれからもずっと、
どんなに離れていても、あなたが幸せであるように、
あなたを想っているから。
あなたを大切だと想う気持ちは変わらないから。
恋人ではないし、家族でもない。
それでも、あなたはあたしの『守るべき愛しい人』
これがあたしの愛の形。
ちゃんとあなたに伝わったかな?
元彼にゴハンをおごってもらった。
何気に、別れてちょうど5ヶ月目の日だった。
元彼もあたしもその事を覚えていることが、
何だかちょっと可笑しかった。
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いろいろ話していて、突然分かった。
なんであたしが元彼に電話しちゃうのか。
なんで会いたいと思ったのか。
あたしは元彼の心に刺さったトゲを抜いてあげたかったんだ。
あたしは彼に会って直接言わなきゃいけない事があったんだ。
「ちょっと前までは苦しかったけど、あたしはもう平気だよ。
あなたのした事、あなたが悔やんでいる事は
どんなに願っても決して消えたりしないけど、
でも、あたしはもう、そんな事気にしていないんだよ。
今は1人でちゃんと、前に進めているから。
だから、あたしの事を考えて、自分を責めて、
1人でずっと苦しいままでいるのは、もう終わりにしてね」
あたしがこう言ってあげない限り、
彼はこれからもずっと苦しみ続ける。
あたしに酷い事をした自分を責め続けて、
自分はなんて幼い人間なんだろうと、
そんな自分に嫌気がさして、
きっと全ての事に対して投げやりになってしまう。
彼の持っている良いところ、
少しずつ少しずつ埋もれていって、
いつか見えなくなってしまう日が来るかもしれない。
彼は言った。
「俺、おまえと付き合ってた時から何も成長してないな。
相変わらずおまえとしたようなケンカばっかりしてるし、
嫌われるのが怖くて、嫌だと思うこと、全然言えない。
我慢してばかりで、イライラして…。」
あたしは彼に言ったんだ。
別れ話をされた時、何が一番悲しかったのかを。
あたしが一番悲しかったのは、
他に好きな女が出来たことではなく、
不満を抱えている本心を打ち明けてくれなかったことだという事。
それを聞いたとしても、
あたしはあなたのこと嫌いになんてならなかったのに。
好きだから、もっと理解してあげたいから、
もっと強く繋がりたかったから、
だからホントの気持ちを話して欲しかった。
不満1つくらいで壊れるような関係じゃないと思ってた。
一緒の日々を過ごしてきて、
本音をぶつけられる2人になれたんだと思ってた。
どんな事でも、あたしは受け止められる自信があった。
もう元に戻れなくなる前に気付いてあげられなかった事、
すごく後悔した。
あくまであたしの場合だけど、
きっと本当にもう絶対離れたくないほど好きな人なら、
どんな事でも受け止められると思う。
そこに辿り着くまでに何度も何度も喧嘩をするかもしれないけど、
きっと最後には、完璧にではないにせよ、
相手の気持ちを分かってあげられると思う。
2人の時間がより濃いものになるように、
お互いにいい方向に変わって行けるような気がする。
「もっと1人の時間が欲しいんだ」って、
そんな事を言ったくらいじゃ嫌われたりしないよ。
愛情の表現方法は人によって違うんだから。
無理をして彼女に合わせようとしなくていいよ。
あなたの出来る範囲で、
負担に感じない範囲で、
彼女が不安にならない範囲で、
あなたなりの愛し方をしてあげればいい。
簡単でしょ?
ただ、それだけのことだよ。
あたしと出会う前は1人でいることを何とも思わなかった人が、
あたしと別れた後は1人になることが何よりも怖くなった。
あたしと出会って、そして別れて、
彼は人と寄り添う幸せと、人を失う怖さを知った。
だけど、失うことばかりをそんなに恐れないで。
その先に何かがあること、あたしは気付けたんだから。
あなたもいつかきっと、気付く時が来る。
あなたがあたしに「幸せになってもらわないと、困る」と思うように、
あたしだってあなたに幸せになってもらわないと困るんだよ。
あなたを不幸にする人がいたら、あたし、許さない。
いろんな事で心の中が破裂しそうにいっぱいになって、
どうしていいか分からなくなって、
全て投げ出して1人になってしまいたいと思ったら、
そうなったら、いつでもあたしの所においで。
愚痴でも何でも聞いたげる。
もう昔の2人には戻れないけど、
それでもあたしはこれからもずっと、
どんなに離れていても、あなたが幸せであるように、
あなたを想っているから。
あなたを大切だと想う気持ちは変わらないから。
恋人ではないし、家族でもない。
それでも、あなたはあたしの『守るべき愛しい人』
これがあたしの愛の形。
ちゃんとあなたに伝わったかな?
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